はじめに
みなさん、株式投資はお金を増やすのが目的で、お金が増えなければ意味がないと思っていませんか?
たしかに、株式投資の第一の目的はお金を増やすことであり、最終的にお金が増えなければ意味がありません。
しかし、株式投資に本気で取り組んでいく過程で得られる「人生においてかけがいのないメリット」が存在します。
今回は「株式投資をやって良かったこと」について書きたいと思います。
ちなみにここでいう株式投資とは「長期的な目線により行う株式投資」のことを指します。
①節約の意識が高まる
株式投資を始めると、節約の意識が高まります。
株式投資で得られるリターンは、投入した金額に比例するからです。
例えば、株式投資で年に5%のリターンがあるとしましょう。
100万円を投資したら、5万円のリターン。
1000万円なら50万円・・・というふうに投入金額の大きさにより、得られる金額も変わってきます。
当たり前の話なのですが、株式投資においては種銭が多い方が有利に働きます。
②価格ではなく価値で判断するようになる
みなさん、こんな光景を見たことがありませんか?
Aさん「この服、セールで80%オフで買ったんだ。めちゃお得だったよ」
この服は、価格という物差しで見れば、たしかにお得です。
では、物の価値という物差しで見るとどうでしょうか。
まず、わかりやすいようにこの服の定価は1000円だったとしましょう。
Aさんは80%オフでこの服を買ったので、買値は200円です。
この服に200円の価値はあるのでしょうか。
価値を測るには、素材として200円の価値はあるか、Aさんの着用頻度、古着で売るときの売却価格等が関係してきます。
安いからといって、素材が安っぽい素材で200円の価値もなく実は150円の価値しかないとしたら逆に50円損しているということになります。
また、Aさんが買っても全然着なかったとしたら、そもそも場所を取るだけになってしまいます。「家賃などの場所代を払って着ないものを保管している」と言い換えることもできます。
このような場合、インターネットオークションなどで出品しても200円以上で売れなければ、結局損したことになります。
ここでは服を例にしましたが、食品にしろ保険にしろ、何かお金を払うときに「本当に価値はあるのか」と自問自答し、価格で判断しないようになります。
③無駄遣いしなくなり貯蓄できるようになる
②と関連するのですが、お金を払うときに価値で判断するようになると、物を買う頻度が少なくなり、物の数も必然的に少なくなってきます。
実は本当に必要なものって案外少ないんですよね。
不要な物を買わなくなるだけで、貯蓄額は一気に増えます。
④心に余裕ができ、仕事や人間関係に良い影響が出る
これも③に関連するのですが、貯蓄額が増えると将来に対する不安も少しづつ減ってきて、心に余裕ができます。
心に余裕ができると、仕事にも集中して取り組むことができるし、周りの人にも優しくすることができます。
物事を俯瞰的に見ることができるので、判断力も高まります。
⑤未来に希望が持てる
株式投資で年々資産が増えていくと、リタイアやセミリタイアが視野に入ってきます。
仕事を続けていくつもりの人も、経済的に「いつでもやめれる状態で仕事をする」のと「辞めたくてもやめれない状態で仕事をする」のでは精神衛生上大きな違いがありますよね。
積立NISAやiDeCoについて学んでいくと、「この2つをやれば老後2000万円問題は解決できるな」とか「1000万円を良いタイミングで高配当株に投資できれば月に3万円の不労所得が手に入るな」だとか、未来に少し希望が持てませんか?
おわりに
思いつくだけでも、株式投資を本気で始めてかうら人間的に成長できたし、お金だけではないかけがえのない習慣や考え方を身につけることができたと思います。
私においては、投資を始める前に比べて、貯蓄ペースは3倍弱ぐらいまで上がってますね。
ポンジスキームなどの詐欺に騙されることも無くなります。
株式投資の魅力は「お金を増やすこと」だけではないのです。
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